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経営ノウハウ2026-07-24· 6 min read· Bookmi チーム

ホットペッパーに毎月8万円。実際の一人あたり獲得コストは

掲載料は帳簿上の数字にすぎません。送客された中で再来店した人が何割か、一度きりが何割かまで含めて計算すると、本当の獲得コストは思っていた額とかなり違ってきます。

掲載料と 本当の獲得コスト

毎月の引き落としを見て、多くの店主が目に入れるのは合計額です——「今月もまた8万円か」。 ただ、この数字そのものは何も語ってくれません。本当に問うべきなのは、 この8万円がまた来てくれる客を何人連れてきたか、です。

まず「送客された客」を2種類に分ける

プラットフォーム経由の客は、商売の観点からすると全く別の2種類です。

  • 一度きりの客——初回クーポン目当てで来て、使い終わったら去る。 この客の価値は、その一回の粗利がすべてです。
  • また来る客——初回はプラットフォーム経由、以降は直接電話するか、 そのまま歩いて来る。この客の価値は、その後の消費すべての合計になります。

問題は、多くの店がこの2種類を混ぜて「平均獲得コスト」を一つ出し、 まあ悪くないと判断してしまうことです。ただ平均値は、最も重要な事実を覆い隠します:支払ったお金のうち、どれだけの割合が一度きりの人に使われたのか。

計算例

仮定(ご自身の数字に置き換えてください)

月額掲載料8万円/プラットフォーム経由の来店40組/うち再来店8組(20%)/ 客単価4,000円/粗利率60%

表面上、一人あたりの獲得コストは 80,000 ÷ 40 = 2,000円。 客単価4,000円、粗利2,400円——一見、儲かっています。

見方を変えます。この8万円のうち、長期的な客をもたらしたのは8組だけです。 掲載料をすべてその8組に負わせると、再来店客を一人獲得するコストは 80,000 ÷ 8 = 10,000円

この数字こそ「再来店客が一年で生む粗利」と比べるべきものです。 年6回来て毎回粗利2,400円なら14,400円——まだ十分に見合います。 ただ再来店率が10%しかなければコストは倍の2万円になり、この計算はやり直しです。

だから見るべきはこの3つの数字

  • プラットフォーム経由の来店組数——管理画面でたいてい確認できます。
  • そのうちの再来店率——記録していない店が多く、しかしこれが決定的です。
  • 再来店客の年間消費——何回来て、一回いくらか。

2つ目が鍵であり、同時に一番難しいところです。客は2回目に来たとき 「前回はプラットフォームから来ました」とは言いません。 台帳がなければ、この数字は永遠に出せません。

記録できなければ、改善もできない

計算したくない店は少なく、記録する手段がない店が多いのが実情です。 予約がどの経路から来たか、この人は何回来ているか、前回何を頼んだか—— それが店長の記憶の中にしかないなら、 「このプラットフォームを続けるか」は感覚で決めるしかなくなります。

プラットフォームをやめろという話ではない

プラットフォームの役割は、あなたを知らない人を店先まで連れてくることです。 これは自力でやるより間違いなく上手い。問題は使うか使わないかではなく、連れてきてもらった後、受け止められているか、留められているかです。

受け止められない箇所はたいてい具体的です。ピーク時に電話に出られない、 予約メールを見落とす、一度来た客に3か月経っても誰も連絡していない。 これらはプラットフォームの責任ではありませんが、すべて再来店率に表れます—— つまり獲得コストを決めるあの数字に。

まず取りかかれる3つ

1. 予約ごとの流入経路を記録し始める(最初は Excel でも構わない) 2. プラットフォーム経由の来店客のうち、3か月以内に再来店した割合を集計する 3. その割合で獲得コストを計算し直し、出稿額を決める

計算した結果、増やすという結論になるかもしれませんし、減らすことになるかもしれません。 ただ少なくとも「今月もまた8万円引かれた」という痛みの感覚で決めることは、 もうなくなります。

※ 各プラットフォームの掲載料・手数料はプラン、地域、時期によって異なります。最新の料金は各社の提示内容をご確認ください。本文中の数字は説明のための仮定値です。自店の実際の数字に置き換えてお読みください。

電話を受ける、口コミに返す、客を追う

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