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不動産の反響メール返信文例:初回返信・来店誘導・成約済みの代替提案

目次
  1. 反響への返信の基本:押さえるポイントと件名・署名
  2. 初回返信の文例
  3. 内見・来店に誘導する文例
  4. 物件が成約済み・申込が入っていたときの代替提案
  5. 夜間・休日の問い合わせへの返信
  6. Bookmi でできること
  7. よくある質問
  8. まとめ

ポータルサイトや自社サイトから届いた反響に、どんな文面で返信するか。毎回ゼロから書くと時間がかかり、担当者によって内容にばらつきも出ます。

この記事では、不動産仲介の反響メールへの返信を、初回返信・内見や来店への誘導・物件が成約済みだったときの代替提案・夜間や休日の返信という場面ごとに、そのまま使える文例としてまとめました。件名と署名のひな形、送る前のチェックリストも載せています。

結論から言うと、反響への返信で大切なのは「速く返す」「聞かれたことに最初に答える」「次の一歩をひとつだけ示す」の 3 つです。文例を社内のテンプレートにしておけば、誰が返信しても同じ品質で、すぐに送れます。

反響への返信の基本:押さえるポイントと件名・署名

初回返信で押さえる 5 つのこと

不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)の「不動産情報サイト利用者意識アンケート」(2025 年 10 月発表、物件を契約した人 144 人の回答)によると、契約までに問い合わせた不動産会社は平均 3.5 社でした。お客様は、複数の会社の返信を見比べています。

同じ調査で、不動産会社の対応に満足した点の 1 位は「問合せに対するレスポンスが早かった」(71.5%)。不満だった点の上位には「問合せをしたら、『その物件はもうない』と言われた」(18.1%)、「問合せへの回答が的を射ていなかった」(17.4%)、「問合せをしたら返答が遅かった」(16.0%)が並びます(いずれも複数回答)。ここから、初回返信で押さえることは次の 5 つに整理できます。

押さえること具体的には
1. 速く返す物件の確認に時間がかかるときも、まず受付の連絡を送る
2. 聞かれたことに最初に答える空室状況・内見の可否・費用など、質問への答えを冒頭に書く
3. 物件の状況は確認してから書く空室かどうかを推測で書かない。成約済みなら正直に伝える
4. 次の一歩をひとつだけ示す内見の候補日を 2〜3 つ挙げるなど、返事をしやすくする
5. 誰が担当か分かるようにする担当者名・連絡先・会社情報を署名に入れる

返信までの目標時間は、社内で決めておくのがおすすめです。「営業時間内は受信から○分以内」のように決め、実際にかかった時間を記録していくと、改善の手がかりになります。

件名と署名のひな形

件名は、ひと目で「どの会社から」「何の件か」が分かるようにします。お客様は複数の会社とやり取りしているので、会社名と物件名を入れるのが基本です。

場面件名の例
初回返信【会社名】「【物件名】」へのお問い合わせありがとうございます
空室の確認中【会社名】「【物件名】」の空室状況を確認しております
内見の日程【会社名】「【物件名】」ご内見の日程についてのご相談
成約済みの連絡【会社名】「【物件名】」の状況と、条件の近い物件のご案内

署名には、会社名・担当者名・連絡先・営業時間を入れます。以下の文例では、末尾の「(署名)」の位置にこの署名を入れてください。

例文:メールの署名

――――――――――――――――――
【会社名】 【店舗名】
担当:【担当者名】
〒【郵便番号】 【住所】
TEL:【電話番号】(営業時間 【営業時間】/定休日 【定休日】)
Mail:【メールアドレス】
宅地建物取引業免許:【免許番号】
――――――――――――――――――

送る前のチェックリスト

  • 宛名とお名前の漢字、物件名・号室を取り違えていないか(前のメールの使い回しに注意)
  • 賃料・管理費・初期費用・空室状況は、確認した最新の情報か
  • 「審査は必ず通ります」のような、断定や根拠のない表現を使っていないか
  • 複数のお客様に送るとき、ほかの方のアドレスが宛先や Cc に見えていないか
  • 添付した資料が、問い合わせの物件のものか
  • 署名に会社名・担当者名・連絡先が入っているか

新着物件のお知らせを続けて送るなど、広告・宣伝のメールを送る場合は、特定電子メール法により原則として事前の同意が必要です。続けてご案内してよいかは、やり取りの中で確認しておきます。詳しくは不動産の追客メール・LINE 例文で解説しています。

初回返信の文例

賃貸:空室が確認できているとき

管理会社に空室を確認できたら、その結果を冒頭に書き、内見の候補日を挙げます。希望条件を聞いておくと、次の提案につなげられます。

例文:反響への初回返信(賃貸・空室あり)

件名:【会社名】「【物件名】」へのお問い合わせありがとうございます

【お名前】様

はじめまして。【会社名】の【担当者名】と申します。
このたびは「【物件名】」についてお問い合わせいただき、ありがとうございます。

先ほど管理会社に確認したところ、【号室】は現在もご入居者を募集中です。
ご内見も可能ですので、ご都合のよい日時をお知らせいただけますでしょうか。

・【日付】(【曜日】)【時刻】〜
・【日付】(【曜日】)【時刻】〜
・【日付】(【曜日】)【時刻】〜

上記以外の日時でも調整いたします。
あわせて、ご入居の希望時期やお探しの条件(エリア・ご予算・間取りなど)を
お聞かせいただければ、条件の近いお部屋もご一緒にご案内いたします。

ご不明な点がございましたら、このメールにお気軽にご返信ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

(署名)

空室を確認中のとき

管理会社の営業時間外などで、すぐに空室を確認できないこともあります。推測で「空いています」と書かず、確認中であることと、いつ回答するかを伝えます。

例文:反響への初回返信(空室を確認中)

件名:【会社名】「【物件名】」の空室状況を確認しております

【お名前】様

はじめまして。【会社名】の【担当者名】と申します。
「【物件名】」へのお問い合わせ、ありがとうございます。

現在、管理会社に最新の空室状況を確認しております。
【日付】の【時刻】ごろまでに、結果をこのメールでご連絡いたします。

お待ちいただく間に、ご入居の希望時期とご内見の候補日をお知らせいただけましたら、
確認が取れ次第すぐにご案内できるよう準備いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

(署名)

売買:資料請求への返信

例文:反響への初回返信(売買・資料請求)

件名:【会社名】「【物件名】」の資料をお送りします

【お名前】様

はじめまして。【会社名】の【担当者名】と申します。
このたびは「【物件名】」の資料をご請求いただき、ありがとうございます。

物件の概要書と図面を添付いたしましたので、ご確認ください。

周辺の環境や日当たりなど、資料だけでは分かりにくい点は、
現地でご覧いただくのがいちばんです。
ご見学をご希望の場合は、ご都合のよい日時を 2〜3 つお知らせください。

資金計画や住宅ローンについてのご相談も承っております。
ご検討の状況に合わせてご案内いたしますので、お気軽にご返信ください。

(署名)

内見・来店に誘導する文例

お客様から返信があったら、やり取りを内見や来店につなげます。誘導のコツは、来てもらう理由をひとつ添えることと、日時の選択肢を挙げて返事をしやすくすることです。

内見の日程を提案する

例文:内見の日程を提案する

件名:【会社名】「【物件名】」ご内見の日程についてのご相談

【お名前】様

【会社名】の【担当者名】です。ご返信ありがとうございます。

「【物件名】」のご内見について、次の日時でご案内が可能です。

・【日付】(【曜日】)【時刻】〜
・【日付】(【曜日】)【時刻】〜

当日は【待ち合わせ場所】で待ち合わせのうえ、お部屋までご案内いたします。

また、ご希望の条件に近い「【物件名2】」も、同じ日にご覧いただけます。
あわせてご内見をご希望の場合は、お知らせください。

ご都合のよい日時をご返信いただければ、こちらで手配いたします。

(署名)

来店でのご相談を提案する

条件がまだ固まっていないお客様には、複数の物件を比べられることや、初期費用の見積もりを出せることを来店の理由として伝えます。

例文:来店でのご相談を提案する

件名:【会社名】お部屋探しのご相談のご案内

【お名前】様

【会社名】の【担当者名】です。
お探しの条件をお知らせいただき、ありがとうございます。

いただいた条件(【エリア】・【ご予算】・【間取り】)で探したところ、
ご紹介できるお部屋がいくつかございます。

一度ご来店いただければ、複数のお部屋を比べながら、
初期費用のお見積もりや、ご入居までの流れもあわせてご説明いたします。

・【日付】(【曜日】)【時刻】〜
・【日付】(【曜日】)【時刻】〜

上記のほか、ご都合のよい日時をお知らせください。

(署名)

返事をしやすくする工夫

日時は「いつがよろしいですか」と聞くより、候補を 2〜3 つ挙げたほうが返事をもらいやすくなります。
1 通で伝えることはひとつに絞り、お願いする行動もひとつにします。

担当者と年配の女性がタブレットで物件情報を見ている
内見の誘導は、日時の候補と「来てもらう理由」をひとつ添えて

物件が成約済み・申込が入っていたときの代替提案

問い合わせの物件がすでに成約していた、先に申込が入っていた、という場面は避けられません。先の調査でも、不満の上位に「その物件はもうないと言われた」がありました。伝え方しだいで、そのあとの印象は変わります。

  • 状況は正直に、最初に伝える
  • お詫びのひとことを添える
  • 代わりの物件は 1〜3 件に絞り、問い合わせの物件との共通点と違いを書く

成約済みの物件の広告は、すぐに取り下げる

物件はあっても実際には取引できない物件の広告は、不動産の表示に関する公正競争規約で「おとり広告」として禁じられています。
成約や申込を知ったら、ポータルサイトや自社サイトの掲載を速やかに取り下げてください。

成約済みで、条件の近い物件を提案する

例文:成約済みの物件への問い合わせに、代わりの物件を提案する

件名:【会社名】「【物件名】」の状況と、条件の近い物件のご案内

【お名前】様

【会社名】の【担当者名】です。
「【物件名】」へのお問い合わせ、ありがとうございます。

大変申し訳ございません。管理会社に確認したところ、
こちらのお部屋はすでにご契約が決まっておりました。
せっかくお問い合わせいただいたのに、ご期待に添えず失礼いたしました。

お問い合わせいただいた条件をもとに、近いお部屋を 2 件お探ししました。

1. 【物件名A】(【最寄り駅】徒歩【分数】分/賃料【賃料】円/【間取り】)
 「【物件名】」と同じく【共通点】で、【違い】です。

2. 【物件名B】(【最寄り駅】徒歩【分数】分/賃料【賃料】円/【間取り】)
 【共通点】で、【違い】です。

いずれも本日時点でご入居者を募集中で、ご内見も可能です。
ほかに重視される条件がございましたら、お知らせください。
条件に合わせて、あらためてお探しいたします。

(署名)

先に申込が入っているとき

2 番手の申込を受け付けるかどうかは、貸主や管理会社によって異なります。受け付けられることを確認してから伝えます。

例文:先に申込が入っている物件への問い合わせ

件名:【会社名】「【物件名】」の申込状況についてのご連絡

【お名前】様

【会社名】の【担当者名】です。
「【物件名】」へのお問い合わせ、ありがとうございます。

確認したところ、こちらのお部屋には現在、先にお申し込みが入っております。
審査の結果によってはご案内できる可能性がございますので、
ご希望であれば、2 番手としてお申し込みを承ります。

あわせて、条件の近いお部屋もお探しいたします。
ご希望の条件をあらためてお聞かせいただければ、すぐにご案内いたします。

(署名)

夜間・休日の問い合わせへの返信

反響は、お客様の仕事が終わった夜や休日に届くことも多くあります。営業時間外の問い合わせには、次の 2 段階で対応すると、速さと正確さを両立できます。

  1. 受付の返信:問い合わせを受け付けたことと、いつ回答するかを伝える(自動返信でも構いません)
  2. 本返信:翌営業日の朝いちばんに、空室状況などを確認して返信する

メールの返信は、お客様が都合のよいときに読めます。気になる場合は、受付の返信だけを夜に送り、本返信は翌朝に送ります。一方で、電話は夜遅い時間を避けます。宅建業法施行規則 16 条の 12 は、勧誘の際に迷惑を覚えさせるような時間に電話・訪問することを禁じています。

営業時間外の受付返信(自動返信にも使える)

例文:営業時間外の受付返信

件名:【会社名】お問い合わせを受け付けました

【お名前】様

【会社名】です。お問い合わせいただき、ありがとうございます。

本日の営業は終了しております。
いただいた内容は担当者が確認し、【翌営業日】の【時刻】ごろまでにご連絡いたします。

ご内見の希望日時がお決まりでしたら、このメールにご返信ください。
翌営業日に、そのご希望を優先して確認いたします。

※営業時間は【営業時間】、定休日は【定休日】です。

(署名)

定休日明けの本返信

例文:定休日明けの本返信

件名:【会社名】「【物件名】」へのお問い合わせについて

【お名前】様

【会社名】の【担当者名】です。
定休日のため、ご返信が本日になりましたことをお詫び申し上げます。

本日、管理会社に確認したところ、「【物件名】」【号室】は現在もご入居者を募集中です。
ご内見は、次の日時でご案内が可能です。

・【日付】(【曜日】)【時刻】〜
・【日付】(【曜日】)【時刻】〜

ご都合のよい日時をお知らせください。どうぞよろしくお願いいたします。

(署名)

LINE で届いた問い合わせへの返信

LINE は 3〜4 行程度の短い文面にし、詳しい資料はメールや URL で送ります。

例文:LINE での初回返信

【お名前】様、【会社名】の【担当者名】です。
お問い合わせありがとうございます。
「【物件名】」は現在もご内見いただけます。
ご都合のよい日時を 2〜3 つ教えていただけますか。
夜、ソファでスマホを見ている人
夜に問い合わせたお客様には、まず受付の返信を。本返信は翌朝いちばんに

Bookmi でできること

Bookmi では、反響の受付から返信、その後の追客までを同じ管理画面で扱えます。

  • 担当者の割り当て:反響・リードの「未割当」から担当者を選んで割り当てると、担当者に通知が届きます(反響・リードを受けて担当者に割り当てる)
  • テンプレート:この記事の文例をメッセージテンプレートとして登録しておけば、メール作成画面で選ぶだけで件名と本文が入ります。お客様の姓などは変数で差し込めます
  • 送る前の確認:本文の宛名が宛先の方と違うなど、取り違えのおそれがあるときは送信前に確認が出ます。送った直後なら取り消せます
  • 候補日時を入れる:自分の予定と重ならない日時を選んで、本文に入れられます。候補は明日から 10 営業日(土日・祝日を除く)の 10 時〜18 時から出るので、土日の内見を提案するときは書き足してください(日程調整の候補日時を本文に入れる)
  • AI で返信の下書き:お客様のメールと伝えたいことから、返信の下書きを作れます。メールに書かれていない日付や金額は【要確認】と入るので、確認してから送ります
  • 予約送信と、返信がなければ通知:夜に書いたメールを、翌朝の時刻を指定して送れます。返信がないまま 3・5・7 日たつと、朝 9 時に通知が届きます
  • LINE:営業時間外の自動返信、最初の質問への AI の回答(登録したナレッジの範囲)、30 分返信が無いときの再通知があります(営業時間外の自動返信)
  • 返信までの時間を見る:お客様のメールを受けてからこちらが返すまでの時間(中央値)を、担当者ごとに確かめられます

プランにより利用できる機能が異なります。詳しくは不動産会社向けのページをご覧ください。無料トライアルもあります。

よくある質問

反響への初回返信は、何分以内に送ればよいですか?

決まった基準はありませんが、お客様は複数の会社に問い合わせて、返信を見比べています。RSC の調査(2025 年 10 月発表)でも、満足した点の 1 位は「レスポンスの早さ」でした。物件の確認に時間がかかるときもまず受付の連絡を送り、社内で目標時間を決めて記録していくのがおすすめです。

自動返信だけで済ませてもよいですか?

自動返信は「受け付けました」「いつ回答するか」を伝えるためのものです。空室状況や内見の可否など、お客様が知りたいことには答えられないため、自動返信のあとに担当者の本返信を必ず送ります。

問い合わせの物件がすでに成約していたら、どう伝えればよいですか?

最初に正直に伝えてお詫びし、条件の近い物件を 1〜3 件、共通点と違いを添えて提案します。あわせて、掲載中の広告はすぐに取り下げます。成約済みの物件を載せ続けると、おとり広告に当たるおそれがあります。

返信がないお客様には、いつ 2 通目を送ればよいですか?

初回返信から数日あけて、別の候補日や条件の近い物件など、前回とは違う情報を添えて送ります。頻度とタイミングの考え方は、不動産の追客メール・LINE 例文で詳しく解説しています。

まとめ

反響への返信では、速さと正確さの両方が求められます。受付の連絡で速さを確保し、空室状況などは確認してから本返信で伝える。聞かれたことに最初に答え、次の一歩はひとつだけ示す。成約済みのときは正直に伝え、条件の近い物件を提案する。この記事の文例を社内のテンプレートにしておけば、誰が対応しても同じ品質で返信できます。

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